うつ病の人に対する励ましの言葉は本人を追い詰めることになる可能性大です
うつ病の人がぼんやりしているのは、心の休息をとっているためです。そんな人に向かって「がんばって」「しっかりして」「元気を出して」という言葉をかけることは、その人に 更なる負荷をかけることになります。 当の本人は 休息する時間を奪われ、うつ病になるような性格の人ですから、以後は休息をとことに罪悪感を持つことになる可能性があります。そして、今の自分の状態が 不適格であるという烙印を押されたような気持ちになるでしょう。
患者さんにかけてはいけない言葉
- がんばって
- 元気を出して
- あなたらしくない
- しっかりして
- すぐに治るよ
- 気をしっかりもちなさい
- 精神力、根性、努力をもって
- どうしちゃったの
- がっかりしたわよ
- 何グズグズしているの
- ちゃんとできるの
- 早くよくなって
- この先が心配だ など
患者さん本人が心かげること
- 休息を十分にとること
- 心の休息のためには 十分な睡眠、十分な心のゆとり、十分な食事や栄養
- 目標の7割で満足する
- 完全主義をやめ、できなかった部分だけに意識を集中するのではなく、できたこと、進んだ部分を考えましょう
- 他人の評価を気にし過ぎない
- どのような人であっても、すべての人に評価されたり、好かれたりするわけがありません。到底無理なことである、万人から 100点をもらえるようにする振る舞いは貴方自身の心の負荷となります。
- 柔軟な考え方をもつ
- ~~すべき として 最初に計画、構想したものは、途中で変更できない。といった硬直した考え方を捨て、事態の進展状況によっては 途中変更するようなご都合主義を採用すべきだったのです。うつ病になったあなたは特に・・
- 物事に優先順位をつけて仕事をする
- 優先順位をつけるということは、順位が下位の事柄は、場合によってはあきらめても構わないし、順位の高いものさえこなしていれば、万事はうまくまわっているという割り切りができます。これが しっかりできていなく、すべてやろうとしていたから、心が疲れて「うつ病」になってしまったのではないですか。